妊娠を考えたらタバコは止める
赤ちゃんがほしいと思ったら、タバコはもちろんのこと、お酒もほどほどの量にする努力が必要になります。御存知のとおり、タバコは健康に悪影響しかありません。妊娠するためには特によい影響を与えません。
禁煙するのは男女ともに必要です。ニコチンなどの害によって血行が悪くなりますので、女性の場合は特に卵巣や子宮の機能が低下し、ホルモンの分泌も悪くなってしまいます。
男性も精子の活動をニコチンなどの有害物質が阻害します。はっきりしたデーターはありませんけど、副流煙などのリスクもあります。「タバコを止められない」「どうしても吸いたくなるという」気持ちもわかりますが、男性でも女性でも止めるべきというのが答えです。
「タバコの影響がいつからあるの?」という疑問を持っていらっしゃる方もいますが、もちろん妊娠前から影響します。また、妊婦になったら止めるといわれる方もいらっしゃるようです。赤ちゃんができてからも赤ちゃんへの悪影響が当然ありますが、赤ちゃんができる準備にもタバコの悪影響は大きいため、赤ちゃんができたら止めるという考えは完全に間違いです。
では男性は大丈夫かというと、もちろんそうではありません。女性がタバコを吸わなくても男性が吸うことで副流煙の問題、受動喫煙の問題が第一にあります。また、男性がタバコを吸うことによる悪影響は、精子の運動量が低下したり、精子そのものの量が減少したりするということが考えられます。
できるだけアルコールも控える
タバコとちがってお酒が好きな方には朗報かもしれませんが、適量であればお酒は妊娠への大きな影響はありません。とはいっても喜ぶのはまだ早くて、妊娠中にアルコールを少量でも飲んでいると、流産や未熟児が生まれる確率が上昇してしまいます。
胎児性アルコール症候群といわれる、妊娠中のアルコールの摂取により子供が学習障害や発育障害になる危険性が知られています。少量のお酒は血行の促進という効果がありますが、差し引いて考えればわかるように、お酒は大きなマイナス要因になってしまいます。
楽しみにしていたアルコールを断つのは、かなり苦しいことかもしれませんが、赤ちゃんが本当にほしいのであれば我慢しなくてはなりません。最低でもできるかぎり飲む量を少なくする努力は必要です。