基礎体温を排卵日の目安に
基礎体温は排卵日を予測する基本的な方法のひとつです。そもそも生命維持のための基礎となる体温であり、心が平穏な状態の体温でもあります。ですから目が覚めたらすぐになるべく動かず測定する必要があります。
基礎体温だけで排卵日を知るのではなく、これを利用して大体の排卵日を特定し排卵検査薬を使ってきちんと検査することで、より待望の赤ちゃんを授かる確率が高くなります。
基礎体温の測り方
目盛りが細かい基礎体温計(婦人体温計)を用意します
体温を測定し温度差を知る必要がありますが、その温度差は極わずか0.4〜.0.5度ほどです。細かい数値を拾う必要がありますから、専用の体温計が必要になります。
基礎体温表と婦人体温計を枕元に置いて寝る
体を少しでも動かすと体温が上昇してしまいます。起きてすぐに測れるように枕元に記録する筆記用具、基礎体温表と体温計を置いておきます。表を付けるのが面倒だという方は体温計内に記録できるものもあります。もっと便利なものではパソコンや携帯電話にデーターを転送できるタイプもあります。
十分な睡眠をとる
基礎体温を正確にするためには十分な睡眠をとる必要があります。具体的には最低でも5時間以上の睡眠時間を確保することが前提です。それ以下の睡眠時間では十分に体温が下がらず、本当の基礎体温より高くなってしまう可能性があります。
起きたらなるべく動かないように測定する
わずかな動きでも体温が上昇してしまいますので、ゆっくりと腕を動かして体温計を取るようにしましょう。起きたらすぐに伸びをしたくなってもそれも我慢。それだけでも体温が上がります。本当にシビアにならないといけません。
口で測定する
外気の影響を受けにくい口の中で測定します。舌の裏側付け根の部分で測定を行います。なお、測定は毎日同じ時間に行います。
基礎体温表に記録すること
基礎体温表にはもちろん体温を記録しますが、それ以外に記録しておくべき内容として以下に列記します。基礎体温計内部に記録するタイプのものなら以下の内容はノートなどに記録しましょう。
- オリモノの状態
- 仲良くした日
- 月経
- 排卵痛
- 体調の変化(特に体温に影響を及ぼす事柄)
- 睡眠不足(基礎体温が上昇する可能性があるため)
以上を2〜3ヶ月は続けてください。データーとして活かすためには最低でもこの期間が必要です。表がガタガタな場合でも続けて記録することで自分なりのパターンが見えてきます。
表に記録していくと低温期と高温期が見て取れるようになります。低温期から高温期へ移行する最後にガクンと下がった日から翌日に排卵が起こると予測できます。低温期の最後が確認できたら、あわせてオリモノの状態も確認してみましょう。