まず基礎体温表をつける
排卵検査薬を使うにあたって、使い捨てのものに結構な金額の投資が必要になりますから、目的の妊娠により近づけるようにできるだけ効果的な使い方をしたいものです。
排卵検査薬の効果的な使い方を考える前に、まず基礎体温表をつけておく必要があります。排卵検査薬の効果的な使い方をするには、やはり基礎体温表を使って基本となる排卵日予測を行うことが前提です。基礎体温表を最低でも2〜3ヶ月記録して、おおよその排卵日が予測できる状態を作っておき、検査薬を無駄にしない使い方をします。
基礎体温を一定期間以上つけることにより高温期と低温期がわかるようになりますが、この低温期が終わりになるころ排卵検査薬の使用を開始します。
生理の周期が安定していなくても、高温期と低温期が読み取れる場合、次回の生理予定から見て高温期の期間より3日前から検査薬を使用しましょう。
最低体温日(体温陥落日)が低温期の最後にあります。これはホルモンの状態が安定している場合です。基礎体温表をつけていても不安定な状況であると、最低体温日が読み取りにくい場合もあります。
生理周期が安定していても基礎体温にばらつきが大きく、予測できる状態ではない。という場合、排卵後12日〜16日目に次の排卵が行われることが予測できます。排卵を予測できる期間の3日ほど前から検査薬の使用を開始しましょう。
以前は最低体温日=排卵日といわれていましたが、必ずしも最低体温日が排卵日になるとは限りません。低温期の終わりがわかりにくい場合は、余裕を持って排卵検査薬を早めに使い始めるのが排卵日の判定に効果的な使い方です。
検査薬使用の注意点
排卵検査薬を使用する時に注意しておく必要があるのは、なるべく同じ時間帯に使用することです。排卵検査薬は通常一日に一回使用します。
ただし、陽性反応があいまいな場合や排卵日が近づいていると思われる場合には、午前と午後の2回に排卵検査薬を使う回数を増やして陽性反応を判断するようにしましょう。
また、妊娠検査薬は絶対に必要ではありませんが、排卵検査薬を購入する時に一緒に妊娠検査薬も忘れずにまではいいませんが、通販で購入するならドラッグストアなどで対面で買う必要もなくなりますので、同時に用意しておくとよいと思います。
排卵検査薬を使用する期間がまちがっていないのに、陽性反応がない場合には無排卵月経の可能性など機能的な問題がある可能性を否定できません。基礎体温で低温期だけが続く場合も同様です。この場合、検査薬の効果的な使い方以前に原因を特定する必要があります。待望の赤ちゃんが授かるためにも、まず医療機関を受診することをおすすめいたします。