妊娠確率と排卵日の関係
排卵検査薬で陽性反応がでた後、妊娠確率を高めるため、その日から3日間連続で仲良くしましょうと、こちらの陽性反応後のタイミングの取り方に書いていますが、排卵日の前後で具体的にどれ位なのか知っておいた方が妊娠率を上げることにつながります。
アメリカで200人以上の女性を対象にして4年間の歳月を費やし行われた研究結果があります。尿検査を使って妊娠確率を調べた結果、妊娠する可能性がある期間の一回だけ仲良くした場合、排卵日の5日前で約10%で、3日前、2日前と段々と上がり、排卵日当日で約33%まで上昇します。
排卵日を過ぎてしまうと0%です。一回だけと比較してこの間5日間連続で仲良くした場合には、約37%まで妊娠の確率が上昇します。
排卵検査薬で陽性反応がでて16〜24時間後に排卵が起こりますので、以上のことから反応がでた日より3日間連続で仲良くするという意味がよくわかると思います。その中でも排卵日当日が一番高くなりますから、排卵日である日は外せない日です。
排卵日を過ぎると可能性がなくなってしまいますので、排卵検査薬などを使用して排卵日を特定することが、妊娠確率を高くする有効な方法であるかわかると思います。排卵日がいつなのか知る方法で排卵検査薬より、より確実なのはやはり病院で超音波検査で調べていただくことですが、回数が増える度に費用の負担も増してしまいます。
医療機関に行かずに費用を抑えるためには、排卵検査薬単独あるいは基礎体温での判断のみではなく、両方を有効に活用することが大切です。
妊娠確率と生活習慣
妊娠するためには生活習慣の見直しも必要なことです。喫煙や飲酒はやはり妊娠した後を考えても悪影響でしかありません。妊娠したとしても流産の可能性を上げてしまいます。
たばこは百害あって一利なしです。女性に限らず男性も関係があります。妊娠は卵子だけで成立しません。精子も必要あることを忘れてはいけません。たばこは精子の運動性を低下させてしまいます。直接不妊につながるデーターはないようですが、男性も控えるに越したことはありません。
お酒はどうしても我慢できないという場合は、一日一杯未満までにしておくなど自分で決めておく必要があります。それでも不妊の確率は上がりますから飲酒もできる限り控えた方がよいのはいうまでもありません。
カフェインも悪影響があります。コーヒーが好きな方は少し辛いかもしれませんが、一日一杯までにしておかないと、妊娠の可能性を低下させてしまいます。それだけでなく流産の可能性も上がってしまいます。なお、コーヒーは男性には直接影響しません。待望の赤ちゃんを授かるためには少し、ではないかもしれませんが、我慢することも必要です。